教習指導員

一発試験は難しい?一発試験と教習所通学メリット・デメリット

教習所を介さずに各都道府県の試験場で受験することを一発試験(一般試験と言いますが一発試験ってよく言われます)と言います。

自分も多くの免種を一発試験で合格し取得しました。よく一発試験は難しいと言われますが、実際に多く受験した自分の見解を今回は記事にしました。

自分が実際に一発試験で取得した免種を紹介します

教習指導員の資格取得のために免許が無いと始まりませんので、免許を取得する事はこの仕事では必須です。 自分の所属する教習所は基本免許センターで一発試験で免許取得する事が通例となっていて自分も入社してから多くの免許を一発試験で取得しました。 取得した免種は以下の通り。

教習所に通学して取得した免種

  • 普通免許(MT)
  • 普通自動二輪

一発試験で取得した免種(一般試験の受験回数)

  • 普通二種(4回)
  • 大型自動二輪(2回)
  • 中型(中型8トン限定免許(旧普通免許)のため限定解除審査)(1回)
  • 大型特殊(1回)
  • 牽引(1回)
  • 大型(仮免:2回、路上検定:1回)
  • 大型二種(2回)
です。一発試験で取得した免種は多い方だと思います。
ですので一発試験と教習所通学のメリットデメリットについてある程度説得力を持って解説できると思います。

免許を取得までの流れ

本来、免許を取得する為には各都道府県の免許センターで3つの試験をパスする必要があります。
  • 技能試験(運転技能)
  • 学科試験(交通ルール)
  • 適性試験(視力などの目の試験)
です。 この試験は警察官である試験官が行います。この全ての試験に合格して晴れて免許が取得できるのが日本の免許制度です。 多くの方が免許を取得する際に通う自動車教習所(正式名称は指定教習所)では、この技能試験を免除できる卒業証明書を発行できます(卒業検定に合格すると貰えます)。 よく教習所は免許取得する為に必ず通う所と思っている方もいらっしゃいますが実は違います。 免許を取得する為のルートは2つあります。

  1. 免許センターで3つの試験を受ける道
  2. 教習所で技能試験を免除して、他の試験を免許センターで受ける道

です。 ❶がいわゆる一発試験と言われるものです。

それぞれのメリットとデメリットについて解説します。

一発試験と教習所通学のメリット・デメリット

一発試験について

メリット1:上手くいけば料金を安く済ませられる

受験料は車種によって違いますが、3000円から5000円くらいで試験車貸車料として1000円から3000円くらい。

合格すると、免種によっては取得時講習(教習所で受講する講習です。これを受けないと免許取得できません。内容は応急救護や各種の専門的な内容)を受講しますが15000円くらいから30000円くらいです。免許の交付手数料は2050円となります。


詳しくは各都道府県の警察のHPを検索してください。 全て合わせると大体最大でも40000円くらいで免許が取得できます。仮に3回くらい落ちたとしても65000円くらいで取得できます。 上手く合格できた場合、教習所に通学するよりも金額的に安くできる可能性があります。

メリット2:上手くいけば短時間で取得できる

教習所に通学すると卒業する為に必要なカリキュラムが法によりしっかり決まってます(普通免許(AT)の場合、1時限=50分で技能31時限、学科26時限です。)。

車種によっては最短でも2週間近くかかるケースもあります。繁忙期や仕事をしながらとなると3ヶ月位かかる人もいらっしゃいます。

それに比べて一発試験は、運転の練習時間(個人差が生じる所です)と受験する日1日、取得時講習で1日から3日くらい(依頼する教習所によりますのでそれ以上必要になるケースもあります)で大体取得可能です。

実際に自分の場合、大型特殊や牽引免許は1日、大型自動二輪は2日(1回落ちたんで)で取得しています。教習所だと、教習時間の短い大型特殊でも最短で6時限教習時間が必要で卒業検定と合わせても最短でも4日必要です。

短時間で取得したい場合の最短ルートは一発試験です。

デメリット1:合格までの道のりが長くなるケースに陥りやすい(取得難易度:高い)



一発試験最大のデメリットです。



上記のメリットを獲得する為には、正確な運転操作は勿論のこと、交通ルールを細部まで把握することが絶対条件です。

合格するためには多くの時間を練習や勉強に費やす必要があります。

サポートもない為独学になる人が多いと思いますし、車種によっては練習する場所や車両の確保、路上練習であれば条件を満たす方を助手席に乗せて練習しなければなりません。
教習所と違い、試験場の車両で練習することもできませんし、不慣れなコースを走行する事は精神的プレッシャーも大きいです。

また、試験終了後に試験官よりちょっとした講評があると思いますが、教習では無い為、具体的なアドバイスはしません。


不合格になった場合、次回合格するために何を練習すべきかなどの具体的なフィードバックは限りなくゼロの等しいと思います。


その為、合格するまでに4、5回受験して合格すれば御の字かと。それ以上の回数で合格する人も珍しくありませんし、自分が一発試験に挑んでいる時に同じ常連の受験者で20回目だという人もいました(驚)

確かに、数回で合格できた時のベネフィットは大きいですが、いつ合格できるかわからないというリスクが常に付いてきますし、そのリスクは高いです。

長い道のりに挫折し、結局教習所に通学する方もいます。その場合は余計にお金がかかってしまい、普通に通学で取得するよりも金額がかかってしまいます。

デメリット2:いつでも受験できるわけではない

基本平日(月から金)のみです。自分の好きな時間に受験する事はできません。


お仕事をされている人であればその都度仕事を休まなくてはいけません。しかも、合格するまで続きます。平日に都合よく時間が取れる方であれば良いと思いますが、基本毎日行く事は難しいと思います。

教習所通学

メリット1:免許取得まで完全サポート(取得難易度:普通)

教習所に通学すれば、取得までの道筋が立ちやすく、教習車を使用して場内コースや周辺の路上で練習するため慣れ親しんだ車両と道路環境で検定できます。精神的プレッシャーも感じる事もなく受検できます。



自分の運転のウィークポイントに対してのフィードバックも教習指導員が行うので、最終的にほぼ合格できるレベルで受検できます。その為一発試験に比べ合格率も高いです(勿論100%受かるわけではないですが)。

メリット2:安全運転する為の知識をちゃんと身につける事ができる

独学でも交通ルールは学べます。しかし、交通事故を起こさない為に必要な技量や、様々な交通場面に応じた対応の仕方など実践で必要な技量や知識はその道のプロである教習指導員から指導を受けた方が確実に自身のためになる筈です。



ただ免許を取得する事だけでなく、交通事故を起こさないドライバーになる為に必要な事を教習所では教えてくれます。

デメリット1:取得まで最短でも数日は必要になる

一発試験と違い、教習をするとなると、免種ごとに設定されているカリキュラムを全て修了する必要があります。

普通自動車免許だと最短でも2週間くらい、長いと1、2ヶ月かかってしまう場合もあります。

デメリット2:取得までかかる費用が一発試験よりも高くなる場合がある

教習料金は最短で卒業したとしても大体数十万円の費用がかかります(普通免許だと20万から30万くらい。*入校する時期や教習所によって変動します)

一発試験だと、2、3回で全て合格した場合だと、30000円から40000円程度です。

一発試験は結局難しいのか?



結論は難しいです。



しかし、努力を惜しまず、根気よく勉強すれば合格する事は可能です。必要なのは折れない心と努力です。努力し続ければいつか必ず合格はできます。

ただし、時間と労力とお金の総合的なコストと現状の自分の運転技量を総合的に考えて決めた方が無難です。

一般の方はどちらが良いかよく考えて選択しましょう。しかし、これから教習指導員を目指す方は一発試験を受験することを勧めます。

結局、警察の試験官に審査の時は採点してもらいます。免許を取得する基準以上の点数を叩き出さないと教習指導員にはなれません。審査に向けて予め試験場の空気を味わう事で自分は当日のプレッシャーを緩和させてくれました。



一般の方でも、ポイントをしっかり抑えて実践できれば一発試験で合格も可能だと思います(運転操作は完璧である事が大前提ですけど)。



今後、一発試験を合格するために必要なポイントをまとめて記事にしたいと思います。

追記(2019.11.22)

一発試験で合格するために必要なポイントを記事にしました!
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