商品レビュー

GIZMON Wtulens L は「いなたい」写真が撮れる変態レンズです

以前の記事です。このカメラを買うと同時に気になっていたレンズも一緒に購入したんですが、今回はそのレンズの紹介です!
多くの方は一眼レフを購入するきっかけは「綺麗な写真を撮りたい」って思って購入するじゃないですか。

このレンズは真逆の発想です笑

今回はそんな面白いレンズをレビューします!

GIZMON Wtulens L

製品紹介

引用:ギズモショップさんのHPより

「Wtulens L」は、「写ルンです」のレンズを2枚使ったミラーレスカメラ用の超広角レンズです。「Wtulens」の光学性能をそのまま継承して、極めて薄くしたパンケーキーレンズです。

  • 販売価格(税込)5170円
  • 「Wtulens」をより薄くした
  • 各種ミラーレスに対応(マイクロフォーサーズ、Eマウント、富士フィルムXマウント、EOS Mマウント、ニコン1マウント)
  • 「写ルンです」のレンズを再利用
  • 単焦点 f=17mm F16(絞り固定)
  • 周辺落ちと周辺画像の流れ
  • パンケーキレンズ
  • 動画でも利用できます
  • 2枚組のプラスチック製の非球面メニスカスレンズ
  • マウント部分は金属製
  • ポーチ付き





GIZMON Wtulens L 極薄 ミラーレスカメラ用 17mm超広角レンズ (Eマウント)


Wtulens L を購入したきっかけ


この動画がきっかけです。

瀬戸弘司さんが最高!笑


このレンズの魅力はなんとも言えないアナログさです。


自分は音楽鑑賞も趣味なんですけど、最新の音響が揃うスタジオで録音し、最高の編集ソフトでマスタリングされた音楽を、今は家にいながらそこがライブ会場のような臨場感を味わる程に鮮明に聴くことが可能になりました。

でも、たまに入るノイズ音や針をいちいち戻さないと最初に戻れないアナログのレコードにも未だに魅力を感じます。


これは映画も同様です。最新の編集技術で処理された映画も非常に臨場感があり面白いですが、過去のチープな編集による映画もその時代背景を感じられ面白いです。


レンズを交換する事で様々な描写を撮ることができるのが一眼レフの魅力ですが、そのアクセントにこのWtulens Lを加えることで面白味が増えると確信したのが購入のきっかけです。

綺麗な写真が簡単に撮れるカメラでわざとアナログな写真を撮るって「変態」ですよね笑

けどわかる人はわかると思います。最新が一番良いとは限りませんから。

Wtulens L を使用してみてのレビュー



こちらでも撮影した写真が色々見れます。

見た目はコンデジ感満載

レンズを取り付けた状態がこんな感じ。


うっす!笑
コンデジですわ。こんなの笑

THIS IS パンケーキレンズ

て感じ。装着状態は非常に好みです。

実際に撮って比べてみる

撮れる感じの違いを比べるために、今回はiPhone Xのカメラと違いを比べてみます。本当は同じカメラでレンズの違いをとればよかったのですが、今回はiPhoneXで撮影しました。でも携帯といえどiPhone Xのカメラは1200万画素の高画質なので違いを比べるだけならできるかと思います。 先ずはiPhoneX

小真木原運動公園:紅葉が綺麗な季節
本当に最近の携帯は綺麗に撮れます。


次に同じ場所をWtulens Lで撮影。

WtulensLで同じ場所で撮影
どうですか?

綺麗に撮れているのはiPhoneXです。しかし、WtulensLの方がなんとなく温かみを感じません?


好みの問題


確かにそうです。でも、このモヤッとした感じが雰囲気をだしていて、自分は親しみを感じるような優しい印象を受けます。
同じ写真でもレンズ一つでここまで変わるところも魅力の一つですよね。自分はこのレンズを購入してから単純にカメラで撮る楽しさが増えました。
高校生時代に「写ルンです」で友達と色々写真を撮った時を思い出します。

Wtulens L は「いなたい」感じで撮れます

元々暗いレンズですので、全体的に暗くなりますが、自然の光を上手く使いながら撮るとなんとも言えない「味」のある写真が撮れました。


このレンズを使うと、ピントを合わせて綺麗に撮ることだけが自分の中の良い写真とならないことが判明しました。


未熟、未完って感じ、モヤッとした、音楽的に例えるとこういう感じを「いなたい」って表現しますが正にその表現がぴったりくる感じです。


自分はブラックミュージックをよく聴くんですが、過去の名作を聴く際にこの「いなたい」感じが好きで聴いている曲も何曲もあります。この感じが好きな自分にはこの写真から来る雰囲気にも「いなたさ」を感じてしまい心がくすぐられてしまうので、このレンズが気に入ってしまうのだと思います。

「いなたい」とは素朴、垢抜けない、泥臭い、へたうま、ブルージーといったニュアンスで使用される言葉です(参考:日本語俗語辞書、Weblio辞書)。



使用する時の注意(EOS KISS Mの場合)

自分はEOS KISS Mでこのレンズを使用していますが、使用する時に、機能設定で「レンズなしレリーズ」を「1:する」に設定しないとシャッターが切れませんので注意してくださいね。


こんなの常識だと言われてしまうかもしれませんが、自分は知らなかったの
で一応。

「Wtulens L」は綺麗に撮るだけが面白味でないことを教えてくれるレンズ


写真て奥が深いです。



綺麗に撮れることが目的で購入したミラーレス。けど、このレンズを購入してみてその「いなたさ」に面白味を感じてしまいました。

もちろん、綺麗に残したいものも沢山あるのでこのレンズで全てが満足するわけではないです。

しかし、写真を撮る時のアクセントとしてこのレンズを使用してみると、いつもとは違う雰囲気の写真が撮れるため、撮る楽しみが増えます。


しかも、安い!



レンズとしてはかなり格安な値段です。

気軽に購入できるレンズでもあります。是非、この「いなたい」感じを体験してください!




GIZMON Wtulens L 極薄 ミラーレスカメラ用 17mm超広角レンズ (Eマウント)


かじー
また面白いレンズゲットしたら紹介します!
RELATED POST